鈴木 隆
2004年06月30日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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2004年06月30日 |
鈴木 隆 |
都市・コミュニティ |
まちづくり |
情報誌CEL (Vol.69) |
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テレビ番組などの影響もあって、住宅リフォームがここ数年ブームの様相を呈しています。一方、インターネットも、ブロードバンド、常時接続が、一般家庭において急速に普及しています。こうした追い風を受けて、リフォームでのインターネット活用も、いよいよ成長期に入ってきたようです。
わたくしどもの運営するインターネットでのリフォーム仲介サイト「ホームプロ」(http://www.homepro.co.jp)でも、ニ〇〇二年の春頃からリフォーム業者紹介の申し込みが急増し始めました。現在でも、対前年比二〜三倍のペースで伸びています。サービス開始三年で、一般登録会員数は累計で一〇万人を突破、最近では一ヶ月に二〇万人がサイトを訪問し、業者の紹介依頼件数も月に二五〇〇件を超えます。
ホームプロでは、インターネットの特長である匿名性を活かし、氏名・住所・電話番号などの個人情報を一切入力せずに利用できるようにしています。当初のねらいどおり、悪質業者や営業攻勢を危惧してリフォームを躊躇していた潜在需要を顕在化させることができているようです。
ところが、ホームプロを利用された方にお話をうかがってみますと、実はそれだけではないことがわかってきました。遠隔地のリフォームでインターネットがおおいに活用されていたのです。
インターネットならではの遠隔地のリフォーム事例は、留守宅管理型、中古住宅購入型、親孝行実現型の三つのタイプに整理することができます。実際にあった事例をもとにご紹介しましょう。