濱 惠介
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2008年10月21日 |
濱 惠介
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住まい・生活 |
住宅 |
講演録 |
UR・都市住宅技術研究所 研究報告会、講演レジュメ |
講演要旨
地球温暖化防止は焦眉の急である。温室効果ガスの発生は、主として化石燃料の燃焼に起因する。建築土木関係のCO2排出の責任は、全体の1/3とも4割とも言われる。住宅でのエネルギー消費によるCO2排出は、約6割を電気、約4割を灯油、都市ガス、LPガスが占める。
環境と資源を守りつつ、少ないエネルギー消費で満足のゆく住生活は、どうしたら可能となるか。住の省エネルギーは、まだまだ改善の余地がある。暖房負荷を減らす断熱、冷房負荷を減らす遮光・遮熱、それに設備の高効率化などである。同時に、住宅は太陽光・太陽熱など再生可能エネルギーの活用にも適している。獲得場所がすぐ消費地となりロスが少ない。
超省エネ型の住宅を新築する方法もあるが、既に建っている住宅ストックを活用・再生しながら大幅な省エネ化を実現できれば、省資源・廃棄物削減にも寄与し、より効果的である。建築・設備などハード対策だけでなく、居住者の自主的な省エネ行動も不可欠だ。地球温暖化防止を大前提に、これからのハウジングや団地再生の方向性を確認したい。私が「モッタイナイ」を実感した時
1986団地建て替え事業の始まり
1988ジャカルタの古材市場に学ぶ
2000バブル真最中の帰国と衝撃
2002公団社内報への寄稿「地球環境と公団住宅」