濱 惠介
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研究領域 |
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2008年05月14日 |
濱 惠介
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都市・コミュニティ |
都市システム・構造 |
講演録 |
UR都市機構西日本支社設計研修レジメ |
住宅供給の一時代を画した「団地」、それを設計するとは、どのようなことだったのか。思想〜理論と技術・その展開について重要と思われる切り口(キーワード)で考える。
■諸要素の計画的複合体・生活の場としての住宅団地
最適解は立地特性・需要特性により異なる。さらに、それらは変化する。
「立地対応」、「ニーズ対応」、「時間対応」
敷地を読む →周辺との関係、敷地の個性活用、土地利用を構想する
最適な住宅(住棟・住戸)を当てはめる(標準設計)〜新たに設計する(特殊設計)
必要な諸施設を準備・配置する。要素間の空間を矛盾なく処理・充填する。
計画条件を念頭に諸要素を総合化する技術 →横断的な視野、基礎技術が必要。
図面(ハード)と生活(ソフト)を統合的にイメージする。
マクロからミクロへ、その逆方向へも、ズームレンズのように連続して構想する。
少なくとも、ある縮尺の図面を見るとき、その(両側=拡大・縮小)を意識する。
さらには、配置図から透視図(景観)をイメージする。
建築設計の平面を見て、断面・パースをイメージする関係も同様。
■マスタープランづくりが団地設計の中心作業
マスタープラン(1/500ないし1/1000)は全ての基本的要素を含む基本図
配置設計(発注図)は造成設計図の上に改めて作成
隣棟間隔は基本的に「冬至4時間日照」で。プライバシー確保や空間感覚を含む「総合指標」
平等主義は戦後の思想的背景を受けたものか。
NSペア、平行配置、囲み型配置、南北軸住棟、団地高層 建築設計
建築設計が自分の担当領域として、他職種との協働が必要。