濱 惠介
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
2008年03月31日 |
濱 惠介
|
住まい・生活 |
ライフスタイル |
新聞・雑誌・書籍 |
フジサンケイビジネスアイ、ECOで楽しむ暮らし |
モノがなかった昔の貧しさに比べ、今日の暮らしは物資の大量消費に特徴付けられ、豊かさを実感するよりモノが溢れ困惑しているのが実態です。
消費の結果として大量のゴミが出ます。日常の生活ゴミに加えて耐久消費財、さらには家の建て替えで生じる廃棄物。リサイクルしても焼却しても処分場は絶対的に足りません。どうしたらゴミが減らせるのか、身近なことで考えます。
出たゴミを処理するのは後追い型の対応で、そもそもゴミが出る原因を減らすことが肝腎です。使い捨ての商品、広告チラシ、包装材など、家に持ち込まれる不要なモノが多すぎます。
まずはゴミになるモノを断ること。買物でレジ袋をもらわないことはその手始め。勤め帰りの買物なら、薄手の袋(レジ袋でもよい)を折りたたんで鞄に入れておくと役立ちます。
新聞の折り込み広告も大量になります。私はこれをお断りして購読していますが、何の支障もありません。
困るのが自分の意思とは無関係に受け取る贈り物。箱入りのお菓子は幾重にも包装され、ご丁寧に一個ずつプラスチックの袋に入り、おまけに脱酸素剤や乾燥剤がそれぞれに付いて、素直に喜べません。商品を作り売る側にも責任があります。
お茶・コーヒーなどの飲み物がPETボトルや缶に入って売られるのが普通になりました。会議などでもよく出されます。手間を省き人件費を節約した結果でしょうか。
少なくとも家庭では茶葉からお茶を淹れましょう。手間をかけることが楽しみであり、もてなしの姿だと思います。
生活用具が古くなり買い替える機会があります。ひょっとして愛着の持てない安物を買っていないでしょうか。
少々高価でも良い品、ずっと持ち続けたい道具を買って長く使うことがゴミ減らしにつながります。