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濱 惠介

2008年01月07日

薪で感じる火の美しさ・暖かさ

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2008年01月07日

濱 惠介

エネルギー・環境

再生可能エネルギー

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フジサンケイビジネスアイ、ECOで楽しむ暮らし

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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生活の楽しみを増し、満足度を高めながら、環境への悪影響を減らすことは可能か。このコラムでは筆者自身の実践例を引用しながら、そのような暮らし方のヒントを提供したい。寒い冬の暮らしには暖かさが何より嬉しい。暖房器具を使えば暖かくなるが、エネルギー多消費は家計に響くばかりか、地球温暖化を加速する。まず必要なのは、住まいを熱ロスの少ない形にすることだが、これは次回に。今回紹介するのは、庭木の剪定と薪ストーブのエコな組み合わせである。

剪定を2年続けて頼まなかったので、何回にも分け大量の枝を自分で切った。普通なら焼却場行きの?緑のゴミ?になる。本来は価値あるものを、化石燃料を使って処分するとは、何とも無駄の多い話ではないか。

それを避けたくて、私は剪定枝を手作業で始末している。つまり枝と木の葉に分け、燃料と肥料に変える作業である。ノコと剪定鋏を使って切り分ける。サクサクとノコを引き、パチパチと枝を切る手応えが気持ちよい。

葉は大きな袋にまとめておき、借りている畑に撒いて土に戻す。今の庭にはコンポストにする空間的余裕がない。本来なら自宅に菜園があって、生ゴミとともに土の栄養にしたいところ。枝は太さ別に分け薪にする。太いのは自宅の薪ストーブに見合う長さに切って積み上げる。今切っているのは次の冬のため。細いものはダンボール箱に詰める。これは数カ月で乾く。「薪を燃やせば二酸化炭素(CO2)が出るじゃないか」という意見を聞く。確かにその通りなのだが、バイオマス(生物起源の燃料)からのCO2は温室効果ガスとみなされない。

現世代の植物が太陽エネルギーを使って空気中のCO2を吸収し、固定化したものだから、植物が成長する限り、大気中のCO2濃度は変わらない。化石燃料の代わりにバイオマスを使えば、その分だけ温室効果ガスの排出が減る。

 

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