豊田 尚吾
作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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媒体(Vol.) |
備考 |
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2003年07月01日 |
豊田 尚吾
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住まい・生活 |
消費生活 |
学会論文 |
学習院大学「経済論集」40巻2号(通巻119号)/2003年7月(p131-155)所収 |
はじめに
経済が成熟化し、右肩上がりの成長が望めない社会において、生活水準の向上は簡単ではない。むしろ賃金の削減や、場合によってはリストラなどの事態に陥る危険性もある。雇用に限らず、環境問題やインターネット詐欺など、消費面でのリスクも大きくなっている。その中で生活者・消費者は、収入、支出、資産運用など、生活の各場面において、様々な意思決定を行わなければならない。
リスク下の意思決定問題に関し、経済学の分野で基礎となっているのは期待効用の理論である。