栗本 智代
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研究領域 |
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2002年06月06日 |
栗本 智代
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都市・コミュニティ |
地域活性化 |
講演録 |
CEL主催・事務局、研究会によるシンポジウム |
2001年の大阪は、大規模な文化装置の誕生が相次いだが、これから文化によるまちづくりを進めるには、どんな視点や手法があるだろうか。
「大阪ミュージアム文化都市研究会」では、エコミュージアムという概念や動きを意識しつつ、大阪を「活動するミュージアム」として捉えなおすことで、文化都市として、新たな都市構想や仕掛けの提案ができるのではないかと考え、平成13年春より、研究活動に取り組んでいる。そのプロセスとして、多様に点在する大阪の文化的コンテンツを、メンバーの独断とこだわりによって抽出してみた。
多くの方により議論が喚起されることを願って、とり急ぎ1冊にまとめたものが『博物的新大阪文化名鑑』である。
本シンポジウムは、このレポートで紹介した事象を含め、大阪の歴史的文化的遺産を、いかに今に再生させ、新たなシナリオにより魅力を倍増できるか、大阪の可能性を模索するという趣旨で、公開研究会という位置付けで開催するものである。
第一部は、新しいまち文化創造を担う事例の紹介。特に既存の文化資源の魅力を掘り起こし再編した活動に焦点をあててみた。第二部では、新しい地域ぐるみ博物館としての大阪の可能性について、各々の立場で活躍されている方々のディスカッションによって、ヒントが得られるものと期待したい。
また、第三部として本日ご参加いただいた方々による交流の場を設け、今後の発展的展開へとつなげる場としたい。本会場である「應典院」の場の力も感じていただけるはずである。研究会活動へのご指導もいただけると幸いである。ぜひ最後までおつきあいのほど、お願いいたします。