安達 純
2001年01月24日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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備考 |
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2001年01月24日 |
安達 純 |
エネルギー・環境 |
エネルギー・ライフスタイル |
講演録 |
神戸大学「エネルギー基礎講座」講義レジュメ |
はじめに
・切り口は、「消費サイドからみたエネルギー」
・着眼点は、「エネルギーの効率的利用」
第1 章 エネルギー消費構造
(1)主な論点
・長期で見たときのエネルギー消費の増加要因は何か
・わが国のエネルギー消費構造の特徴は何か
・今後、わが国の省エネのポテンシャルはどこにあるか
(2)主な内容
・工業化の進展、生活の高度化とともにエネルギー消費量は増加
・マクロで見たエネルギー効率は世界でトップだが、さらなる省エネが必要
・部門別シェアは、産業用1/2、民生用1/4、運輸用1/4
・産業部門は省エネが進み、生産額当たりのエネルギー消費原単位は減少〜横ばい
・運輸部門は旅客、特に自家用車のエネルギー消費量が増加
・家庭部門も照明・動力の用途を中心に伸びが大きい
・今後の省エネのポテンシャルは、運輸部門や家庭部門にあると言われている
第2 章 エネルギー消費に対する制約条件
(1)主な論点
・エネルギー分野が直面する重要課題・目標ならびにそれらに取り組む際の視点は何か
(2)主な内容
・課題:「3Eの調和」
・目標:10 年後に、「エネルギー消費に伴うCO2 排出量を1990 年レベルに抑制」
「エネルギー消費のトレンドに対して10%以上の削減」
・視点: ?化石燃料の低減 ?転換効率の向上 ?省エネの推進
第3 章 暮らしと省エネルギー
(1)主な論点
・暮らしの中の省エネのポテンシャルはどの程度あるか
・暮らしの中の省エネを促進するためには何が必要か
(2)主な内容
・エネルギー問題に対する市民の関心・意識は高く、省エネのポテンシャルは存在する
・省エネのポテンシャルを顕在化するためには、意識が行動に結びつくことが重要
・今後求められる省エネ行動は、「意識的な努力」や「投資」を必要とするレベル
・高効率機器の開発、省エネ情報の提供、ライフスタイルの提案、省エネ投資に対する
制度的なバックアップなどがインセンティブとなる