安達 純
2000年09月23日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
カテゴリー |
媒体(Vol.) |
備考 |
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2000年09月23日 |
安達 純 |
エネルギー・環境 |
環境対応 |
WEB |
西宮こども環境活動支援協会での講演 |
1.3Eの調和
課題 ?経済成長 ?エネルギーの安定供給 ?環境保全、の同時達成
目標 ?10 年後のエネルギー消費に伴うCO2 排出量を1990 年度以下に抑制
?10 年後のエネルギー消費は現状レベルに抑制
方法 ?化石燃料の低減 ?転換効率の向上 ?省エネ(狭義)の推進
(?、?を合せて、広義の省エネ=効率的なエネルギー使用)
2.エネルギー消費の推移
全体 シェアとして大きいのは産業部門。大きく増加しているのは民生部門、運輸部門
産業部門 省エネが進み、エネルギー消費は横ばい→さらなる省エネのためには、技術
開発や中規模企業での省エネ推進、産業構造の変革が必要
運輸部門 とくに旅客部門の自動車のガソリン消費量が増加→自家用車利用の抑制
民生部門 とくに動力用・冷房用エネルギーの増加→家庭でのさまざまな省エネの工夫
3.省エネルギーの可能性
対策の種類 ?規制強化(省エネ法) ?誘導(税制優遇) ?間接的措置(社会システム)
?ライフスタイルの変革
事業者サイド ?省エネ法に基づく省エネの推進
(工場・事業所での省エネ。機器のエネルギー消費効率の向上)
?環境自主行動計画に基づく省エネの推進
生活者サイド ?エネルギーに対する市民の関心は高く、自分の生活でもまだ省エネの余
地が十分あると感じている
?自家用車利用の20%を鉄道に、10%をバスにシフトすると、運輸部門エネルギー
消費量の約14%が削減可能
?この先、日頃の生活で「意識した努力」を行えば約1割、「わずかな投資」
で約2割、「高額投資」まで行えば3割以上の省エネが可能