安達 純
2000年03月31日作成年月日 |
執筆者名 |
研究領域 |
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媒体(Vol.) |
備考 |
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2000年03月31日 |
安達 純 |
住まい・生活 |
その他 |
情報誌CEL (Vol.52) |
昨年、季刊誌C E L をお読みいただいている方々のお手を煩わして、季刊誌C E L について、いろいろとご意見を承った。ご多忙の中、回答をお寄せいただいたお礼を兼ねて、ここに調査結果の概要をご報告させていただく。
調査表をお送りした対象総数は3 , 1 3 6 。このうち返事をいただいた方は3 5 4 で、回収率は11 % であった。その8 割が男性で、残り2 割が女性。年齢別では、5 0 才以上が8 割を占め、また職業別では、大学・研究所・シンクタンクが3 7 % 、民間企業・団体2 6 % 、官公庁関係1 1 % 、その他2 6 %であった。
さて、主な調査結果であるが、まず、毎号必ず目を通すとお答えいただいたのは全体の8 6 % 、そして、毎号半分以上の内容を読むが7 0 % であった。
今後、充実を望みたいジャンルとしては、文化59 % 、次いで環境4 5 % 、生活3 3 % 、歴史3 1 %( 3 つまで選択) であった。また、自由記述欄で具体的テーマとして挙げられたのは、「環境問題への対策」が最も多く、「都市の人口問題」「都市居住」「都市の文化」「日本文化」「大阪・阪神の歴史」「教育への指南」「世界の生活文化探訪」「家族」などがこれに続いた。
文体として好まれるのは、論文調( 3 0 % ) よりもエッセー風( 4 9 % ) のものである。ただ、年齢別に見ると、4 0 才代ではそれが逆転して、論文調が4 7 % とエッセー風の4 2 % を上回ったのは面白い。
どういう人の文章を読みたいかについては、実践者がトップで5 7 % 、次いで僅差で文化人5 6 % であった。
自由記述として、「写真がきれいで良い」「内容が充実している」「このままでよい」というご意見がある一方で、「紙質、装丁などが立派すぎる。軽量化、資源節約を考えてはどうか」「専門家が読むのを前提としているものが多く、内容や文章が難解」「分量が多すぎる」との辛口のご意見もいただいた。
最後に、「季刊誌C E L の総合評価は何点か」の問いには、8 0 点代が最も多く4 0 % 、次いで9 0点以上が2 7 % であった。