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情報誌CEL

本田 茂樹

2010年01月08日

時の話題 新型インフルエンザと社会の危機管理

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2010年01月08日

本田 茂樹

都市・コミュニティ
住まい・生活

都市システム・構造
地域ガバナンス
その他

情報誌CEL (Vol.91)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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WHO(世界保健機関)が新型インフルエンザの大流行(パンデミック)を公式に宣言し、警戒レベルを「フェーズ6」に引き上げてから半年が経過した。
WHOは、世界の死者が8000人に迫ると発表しているが(11月22日現在)、現在、各国は死亡者数の報告を求められていないため、これらの数字はあくまで氷山の一角に過ぎない。
日本でも国立感染症研究所感染症情報センターの発表によると、10月の最終週に一医療機関あたりの患者が初めて警報レベルの30人を超えて以降、感染者数は増加を続け、これまでの感染者推計は1075万人となり全国レベルでの流行が本格化している。
今回の新型インフルエンザの流行では、個人や家庭のみならず企業、社会で様々な混乱がみられ、社会システムのあり方についても課題が浮かびあがっている。本稿では新型インフルエンザの流行における更なる社会的混乱を回避するために、またリスクを軽減するためにどのようなことができるかを考えてみたい。
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