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情報誌CEL

いのちをつなぐ食育の会

2010年03月26日

自分で採り食べることで知る、いのちのつながり

作成年月日

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研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2010年03月26日

いのちをつなぐ食育の会

住まい・生活
都市・コミュニティ

食生活
地域活性化

情報誌CEL (Vol.92)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

 「この草の名はハコベと言います。春の七草のひとつです。みんな、これと同じものを探してくださいね。あとで巻き寿司に入れますよ!」。冬の田んぼのあぜ道で熱心に草をかき分ける子どもたち。やがて、次々に「見つけた!」と声が上がる。他にも、ノビルにナズナ、セリ、チガヤなど、いろいろな野草を摘んでいく。
 「毎回、まず子どもたちと外に出ます。身近なところにある野草や野菜、虫や魚など、その名前を知ることがはじまり」。こう話すのは、市民グループ「いのちをつなぐ食育の会」の戸田耿介さん。兵庫県宝塚市郊外の西谷地区で、5歳前後から小学校高学年の子どもたち、そしてその両親・祖父母の世代を対象に、地域の食材や「摘み菜」をした野草などを使って調理する教室を定期的に開いている。
 「摘み菜」とは、身近なところにある、食べられる野草などを摘むこと。「私たちは、料理をし、いただくところまでを含めて?摘み菜?だと考えています。自分が食べるものを自分の手で採ることで、子どもたちには、食べるということは、いのちをいただくのだということを感じてほしい」と戸田さん。
 採ってきた野草は、洗ってから大きな鍋で湯通しをし、アクを取る。調理の際も、主役はあくまで子どもたち。包丁で野菜を切ったり、炒めものをしたり、お汁をつくったり、役割分担しながら次々と料理ができあがる。この日の献立は、ズイキなどの地元の食材が入った巻き寿司に摘み菜汁、手づくり納豆など。子どもたちがいきいきと楽しそうに動いている姿が印象的で、つくった料理もみんなおいしそうに残さず食べる。

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