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情報誌CEL

滋賀銀行

2010年03月26日

生物多様性保全を促進する地方発の環境金融

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媒体(Vol.)

備考

2010年03月26日

滋賀銀行

都市・コミュニティ

まちづくり

情報誌CEL (Vol.92)

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 風光明媚な近畿の水瓶、琵琶湖。そのほとりに本店を構える「滋賀銀行」は、豊かな自然を享受する立場から、環境保全や地域社会の持続的な発展に貢献する「環境経営」を実践している。
 「お金の流れで地球環境を守る」をキーワードに、金融機関ならではのCSR活動を展開。取り組みの柱となる環境対応型金融商品の運用を92年から始めている。地球温暖化防止や省エネルギー住宅などのサポートに加え、03年以降は生物多様性関連の商品提供に力を注ぐ。小学校でのビオトープづくりに助成する「エコプラス定期」、太陽光発電システムの導入を支援しながら、琵琶湖の固有種・ニゴロブナの放流事業に資金を拠出する「カーボンニュートラルローン 未来よし」といったサービスだ。
 いずれの商品も年々実績を伸ばしていることから、同行ではさらなる生物多様性保全の普及・啓発活動が必要と考える。そこで、独自開発の評価指標にもとづく「生物多様性格付」を、全国の金融機関に先駆けて09年11月に新設。経営方針や活動の実施状況など、生物多様性保全への取り組みに関する8項目を100点満点で採点し、一定以上の評価を得た企業には融資金利を0.1%優遇する。評価項目は、取引先企業が取り組みやすい内容で、「お客様に生物多様性の大切さを知っていただき、企業活動へ取り入れる際の道しるべになれば」と、CSR室長の西堀 武氏は話す。

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