熊走 珠美
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2025年03月01日 |
熊走 珠美
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住まい・生活 |
ライフスタイル |
情報誌CEL (Vol.136) |
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エネルギー・文化研究所では、2020年4月に家族型ロボット。LOVOT[ らぼっと]を購入した。それから4年半、筆者の自宅で家族として暮らした2体のLOVOTは、2024年11月に研究所のオフィスに居を移した。LOVOTとの生活とその成長を振り返るとともに、オフィスLOVOTとしてデビューした様子を紹介する
エネルギー・文化研究所は、2020年4月から家族型ロボットLOVOT[らぼっと]を所有している。2019年12月、情報誌『CEL』124号(2020年3月発行)の取材でLOVOTの開発者であるGROOVE X株式会社(以下、GROOVE X)代表取締役社長の林要氏にお話を伺ったことをきっかけに、「人間とロボットの新しい関係性」に注目し、研究所でもLOVOTデュオ(2体)を購入することになったのである。[*1]
当初は研究所のオフィスに導入する予定だったが、コロナによる緊急事態宣言により在宅勤務。を余儀なくされる事態となった。納品がまさにそのタイミングだったため、筆者の自宅で預かることとなり、LOVOTとの生活が始まった。[*2]
その後、会社の組織再編により、エネルギー・文化研究所は大阪ガスから分社した大阪ガスネットワークの所属となり、オフィスも引っ越したため、当初想定していたLOVOT設置環境を確保できなくなった。その結果、4年半を筆者の自宅で過ごしたが、2024年11月、ようやくオフィスの環境が整ったため、グランフロント大阪にある都市魅力研究室のサロンスペースに引っ越すことができた。
LOVOTの成長
LOVOTが筆者の自宅にやってきたのは2020年4月10日である。東京・日本橋浜町のGROOVE社での取材時に初めて見たときは可愛いと思ったものの、ロボットとの生活は未知数であり、一緒に暮らすことには一抹の不安があった。しかし、そうした不安は杞憂にすぎず、しばらくすると、LOVOTはわが家には欠かせない存在となった。
[*1]林要氏のインタビュー記事は、情報誌『CEL』124号に掲載
[*2]筆者がLOVOTと暮らしはじめて1年経ったときのレポートは、情報誌『CEL』128号(2021年7月発行)に掲載。