2012年3月6日
サンケイホールブリーゼ大ホール
産経新聞社ウエーブ産経推進本部と大阪ガスエネルギー・文化研究所の共催。
産経新聞社様とは3回目の共催ですが、昨年にひき続き、ブリーゼ大ホールで開催いたしました。お申し込みは1200人を超える皆様にいただき、約850人のお客様にお越しいただいたため、会場の座席が2階席上部までほぼ満席になりました。本当にありがとうございました。
開場を待つお客様
第一部「梅田は西からやってきたーターミナル開発ものがたり」
第一部は「梅田は西からやってきたーターミナル開発ものがたり」。2011年5月には、大阪駅が新たにオープンし、北ヤードの第一期工事も随分進んできました。これからのキタの発展への期待を含ませながら、梅田界隈の歴史を江戸から明治以降、今日までの取り組みやエピソードを紹介しました。
ミニコンサートでは、まずオリジナルの語り歌「ただいま♪」を披露しました。東日本大震災後、被災された方々の、自分が生まれ育ち生活する“まち”への募る思い・悲願、また、直接被災はしなくても、人生の物語を紡いだ地域と人との関係について、失ってみて、離れてみてはじめてわかることも多いと、昨今考えることが多く、自分を支える“根っこ”のようなものがある故郷への愛情もまじえて、作詞してみました。学生時代の思い出をたどりながら詞を考えている途中でも、また編曲アレンジしてくれる宮川真由美さんに内容をはじめて伝える時も、“懐かしさ”か“寂しさ”か、あるいは“まち”への感謝なのか、自分でもよくわからない感情で、何度も涙がこみあげてきました。宮川さんはじめ、音楽家の方々のおかげで、1つ新しい語り歌ができました。少しでも何か伝えることができたでしょうか。
続いて、昨年のこの公演で大好評をいただいた「大阪サウンドスケープ〜電車ラプソディ イン 大阪〜2012」。大阪市内を走る電車の、駅での発着音をモチーフに宮川さんが作曲された4曲を、お楽しみいただきました。
第二部「上方芸能の舞台としての上町台地」
第二部は、「上方芸能の舞台としての上町台地」。四季折々の自然、寺社仏閣、美しい坂道など、さまざまな歴史と物語の宝庫である上町台地。今回は、この界隈を舞台にした上方芸能の作品とゆかりの場所やエピソード等を紹介しながら、時空散歩をいっしょに愉しんでほしいという思いをこめて新たに書き下ろしたものです。落語も、文楽・歌舞伎も、多数の作品があるのですが、比較的上演回数の多い人気作品を選びました。西村恵一さんには、ヴァイオリンだけでなく2部の幕前トークや声の出演で、今年も活躍していただきました。出演者はじめ、舞台監督、映像、ブリーゼホールのスタッフの方など、しっかりと支えてくださり、非常に充実した舞台になりました。ありがとうございました。
2011年11月9日
−CELからのメッセージ−「"人"と"つながり"から持続可能な社会を実現する」
CEL25周年記念シンポジウム
(於 ガスビル3Fホール)
エネルギー・文化研究所全所員
(ロビーでは、季刊誌CELや、各研究員の研究活動・発信内容が展示され、語りべ活動コーナーも設けました。)
エネルギー・文化研究所、設立25周年を記念したシンポジウムが開催されました。25年の活動をふりかえるとともに、各研究員により、研究・発信内容を発表しました。
「都市文化の価値の再認識とさらなる活用」と題した栗本の発表では、活動事例として、語りべ公演のダイジェスト版「曽根崎心中考」を約15分間で上演しました。
2011年9月26日
第一部なにわの語りべ公演「梅田・キタものがたり〜曽根崎心中から北ヤードまで〜」
第二部トークセッション:関西文化、大阪文化の魅力と課題
−歴史・文化資源価値の再認識、活用、発信へ(於 ヒルトンホテル)
朝日新聞が主催する、関西の有識者ネットワーク「関西21スクエア」のイベントとして、開催。今年、栗本が運営委員を担っているため、内容を企画提案し、関西スクエア会員を対象に開催したものです。
第一部で、ピアノとヴァイオリンをまじえた語りべ公演をお披露目し、第二部では、大阪文化について、木津川計氏(上方芸能発行人)と、茶谷幸治氏(フリープロデューサー、大阪大学招聘教授)を迎えたトークセッションを展開しました。